株式会社法 第2版
| タイトル | 株式会社法 第2版 |
| 著者 | 江頭憲治郎 |
| 出版社 | 有斐閣 |
| 価格 | 5670円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
会社法の基本書で最も権威のある本
レビュー日:2008-08-03 評価:★★★★★
本書は,会社法の基本書ライターとして(また学者としても)最も権威のあるといっていい江頭憲治郎教授による新会社法の基本書である。「会社法制の現代化」を図った新会社法にももちろん対応している。
新司法試験受験対策として会社法事例演習教材とともに購入したが,会社法事例演習教材を解くためには必ず必要になる本である。会社法事例演習教材の設問が江頭先生の基本書を意識して書かれているからである。このことから分かるように,本書は,会社法の事例演習問題を解くのに必要十分な知識を提供する本である。
会社法の基本書としては少々分厚いので,通読するには辛いかもしれない。会社法のケースメソッドを重ねる過程で本書を辞書的に参照する,という使い方がオススメである。
まさにコーポレート法務実務に適している。
レビュー日:2008-04-03 評価:★★★★★
閉鎖会社に重心を当てて記述、実務に最適とあり半信半疑で購入した。が、極めて素晴らしい内容だ。
1.閉鎖会社、中小企業に絞っている点
通常の学者さんの教科書だったら、A説B説と並べたり、公開会社がメインだったりする。でも日本の大半の企業は閉鎖会社である。
この本の記述は、最初に教科書どおりの文章が来て「但し株式譲渡制限付会社の場合」と必ず、閉鎖会社に触れている。(この記述方法を全体にとっているため、ページ数が多い)
これが非常に良い。正に実務に徹した記述の連発であり、目からうろこの部分もあり参考になる。
ここまで実務に徹すると、中途半端な会社法実務本を10冊買うより、これ1冊で余りある。
2.著者が江頭先生であること
江頭先生はご存知の通り、法務省法制審議会会社法(現代化関係)部会長としてこの会社法の成立に尽力を尽くされた方。実務の視点が深い。
3.価格について
正直値が張るし、如何せん分厚いとは思う。但し、改めて自社のコーポレート法務の観点熟読してみると不明だった点がどんどん解決できた。値段を超えた価値有り。
4.使い方
確かに通読には向かないので、分からないところを調べる参考書として多用。
ただ、学生の方もこの本の閉鎖会社(株式譲渡制限付会社)の記述はよく読んでおくべき。会社に入ってから参考になる。
とにかく企業法務の実務担当者は必携である。
買い替えはいらないかも
レビュー日:2008-03-17 評価:★★★☆☆
前の版を買ってところどころ読んだので、どうしようかと思ったけど、買い替えの必要はないようです。
中身はふつう。神田会社法よりも何でも書いてあるが、深くないとおもいます。
法科大学院では,神田と注釈会社法の組み合わせがいいとおもいます。
現代商法入門 (有斐閣アルマ)
| タイトル | 現代商法入門 (有斐閣アルマ) |
| 出版社 | 有斐閣 |
| 価格 | 1995円 |
教養科目のテキストに
レビュー日:2008-10-29 評価:★★★☆☆
本書には、商法総則,会社法,商行為法(消費者取引を含む),保険法,海商法,
手形小切手法が、330頁ほどの中に凝縮して解説されています。しかし、
個人的にいうとちょっと欲張って網羅しすぎたのではないかという気がします。
まず、はっきりいって保険法・海商法が入門段階では要らないです。
さらに見方によっては、商行為法や手形法も若干多すぎるのではないかと思います。
商法は民法などと異なり、全範囲をバランスよく俯瞰する必然性がありません。
入門書としては、会社法(総則含む)+αで必要十分だと思います。
法学部生や社会人さんで、それなりにしっかり勉強しようという人であれば、
各分野の入門書や基本書(とりあえず薄め)に直接あたった方が早いでしょう。
本書は、経済学部や商学部などで、商法を一科目で概観する教養科目の
テキストに向いているのかなと思います。
現在、法学部・法科大学院生にとって最適の商法入門書
レビュー日:2006-11-10 評価:★★★★★
入門と銘打った法律書というのは意外と多い。
しかしながら、本当に入門の入門レベルの本(予備校の入門シリーズ)もあれば、入門と書いておきながら内容は非常に高度な本も非常に多い。
特に、商法は扱う分野が広いため、このバランスが巧くとれている本はほとんど皆無である。
そのような中で、本書は一定レベルの内容を盛り込みつつ、しかも文章は平易で読みやすい、まさに入門書と呼ぶにふさわしい1冊である。B6版350頁弱でこの内容をまとめているのは、見事という他はない。
記述の順序は、必ずしも商法総則・商行為と会社法を明確に分けて順序立てているわけではないが、実際に読んでみればこのような章立てにはすぐに納得できるはずである(手形・小切手法は一番最後の章)。
さらに、判例には百選番号が付いているので、判例百選を持っている人にとっては、読みやすいことこの上ない。
また、第7版は2006年10月発行ということもあって新会社法にもきちんと対応しているため、これから商法の勉強をする人には是非お薦めしたい1冊である。
商法(総則商行為)判例百選 (別冊ジュリスト (No.164))
| タイトル | 商法(総則商行為)判例百選 (別冊ジュリスト (No.164)) |
| 著者 | 江頭 憲治郎,山下 友信 |
| 出版社 | 有斐閣 |
| 価格 | 2415円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
専門書
レビュー日:2008-04-19 評価:★★☆☆☆
商法をレポート,研究するときに使う本。ちょっと突っ込んで調べたいときにも使いますが、
学習者必携でもなければ、資格試験対策にもあまり関係ありません。
会社法や刑事訴訟法ですら100件を堅持しているなか、全110件は学習には無用の長物です。
『手形小切手判例百選』もまた同様です。
(学習用というなら、『商法総則・会社判例百選』と『商取引・手形判例百選』の
2冊構成にしてほしいです。その場合にはそれぞれ120件くらいでも文句はないです。)
学習者には、会社法も含めた商法全体で1冊になった判例集を買うことをおすすめします。
なお、もちろんですが、商法を専攻している人が必携なのは否定しません。
商法学習の中では必読本だと思います。避けては通れないでしょう。
レビュー日:2006-01-06 評価:★★★★★
基本中の基本、判例百選です。レポート作成の際には必ず引用しなければいけませんし、また商法入門されるかたも絶対に判例は欠かせませんよね。具体的にどのような事件が起きたのかは知っておく必要があります。学生も試験勉強にも欠かせません。
商法学習の基本
レビュー日:2005-01-16 評価:★★★★★
激動激しい商法ですが、基本中の基本、判例百選です!どうぞ、商法総則もお忘れなく。
法律学講座双書 会社法 第10版 (法律学講座双書)
| タイトル | 法律学講座双書 会社法 第10版 (法律学講座双書) |
| 著者 | 神田 秀樹 |
| 出版社 | 弘文堂 |
| 価格 | 2625円 |
すくなくとも初学者には不向き
レビュー日:2008-06-29 評価:★★☆☆☆
会社法をA5版344ページに収めてあるので必然的に最低限の記述と条文の
羅列になっている。
ある程度会社法の制度趣旨を理解している人にはかえってまとまっていて
見直しや知識の確認にはいいかもしれないが、初学者には事実の羅列だけで
全く頭に入らない。
例えば、第10章の役員等の損害賠償責任、任務懈怠、「損害額の推定」の
項目では、423条2項の条文をそのまま書き、末尾に(423条)とあるだけ、と
いうような記述です。
実務に耐える
レビュー日:2008-06-03 評価:★★★★★
会社法の教科書は、一義的には大学の教材でしょう。
しかし、今のように制度が激変しているなかで、実際に経営企画部門などで仕事をするときに、厚すぎず、基本概念だけ整理できる神田先生の本は仕事の正確性・迅速性のために貴重です。
仕事をする上では、たてつけというのが非常に重要です。
本屋の店頭にあふれている妙に実務マニュアル的なものよりも、理論的な本のほうが、実は使える。
定番ですけど使い方に難はあるかも
レビュー日:2008-04-14 評価:★★★★☆
・現在最も有名な概説書といってもいいでしょう。同じ弘文堂法律学双書の
鈴木竹雄『会社法』の後継本として2001年に登場し、今回で10版目です。
鈴木会社法と同じく、できるかぎり簡潔に叙述することを目的としているために
この薄さになっています(いいかげんに作ったとかではないです)。
・コンパクトながら、会社法の重要事項はかなり網羅されています。
初級者から上級者まで幅広く是非とも手元におきたい一冊という定評あり。
会社法は個々の解釈論よりも、体系的な機能の理解が重視される法分野のようです。
そのため学生が気になるような論証の類は乏しいですが、現在会社法の第一人者の
1人である著者の考えは随所に織り込まれており、無視できない内容となっています。
あと10年ほどは、本書の価値が急に下がるということは考えにくいでしょう。
・ただ一方、わかりやすく叙述することも目標とされていますが、なかなかに難しく、
周辺知識が必要な部分もあるのは事実。しかし、それはプロあるいはその予備軍をも
名宛人としているからであり、読者の主体的なフォローが求められています。
至れり尽くせりではないです。
・そんなわけで、はじめて会社法に触れる標準的学生や一般社会人さんなどにとっては、
説明が不親切で、導入の理解に支障が伴うテキストであることもまた否定できないと
思います。“簡潔でわかりやすく”というのも誰にとってそうなのかはいまひとつ
はっきりとしません。はじめの一冊には向かないという意見も多く、私もそう思います。
著者は、どうやらそぎ落とすことに一種の美学のようなものすら感じておられるようで、
それを素晴らしいと思う人もいれば、はぐらかされたと思う人も多くいるでしょう
(なお、文学ではないので書いていないことをくみ取る必要はないと思います)。
・結局のところ、対象読者あるいはテキストとしてのコンセプトを広く取りすぎている
ところに最大の難点があるように思います。
独禁法の白石先生のように、600頁ほどの詳細な本と、300頁ほどの通読に適した
テキストの2種類体制(本書を含めて3種類でもよい)にしていただけたら、
今のような賛否両論の嵐も少しは収まると思います(困難でしょうけど)。
・ま、いろいろ難癖つけましたけど、スタンダードです。
会社法理論のナビゲーター
レビュー日:2008-03-29 評価:★★★★★
神田先生の教科書の最新版。一見すると,あっさりしすぎの印象なのでしょうが,コンパクトな中に深い含蓄や極めて鋭い指摘が数多く盛り込まれています。会社法務に携わる人なら,その価値がよくわかると思います。タイトル通り,会社法理論のひとつの方向性を示すナビゲーターです。あの大部な「会社法」を,あえてこの量で,しかも水準を落とさずに描ききろうとされているのですから,各種受験生等のビギナーがさらっと読んでわかったつもりになるのは早計。そうした人達にとっては,上っ面だけでなく,行間を読み解く努力をして初めて本書の真価が理解されることを指摘しておきたいです。各種受験生であれば,信頼できる指導者の下で使う必要があるでしょう。
中級者向け?
レビュー日:2008-03-28 評価:★★☆☆☆
新会社法が制定されて、多くの本が出版されている中で、ある程度詳細に説明がある、分厚すぎず薄すぎずと言った感覚の基本書だと思います。
早急に出版しようとされたのか不明ですが、やや丁寧な説明ではない初学者に理解し難い箇所もあります。
月日が経過するにつれて、他に新しい書籍が出版されると本書の相対的な位置付けは、低くなるかもしれません。
リーガルマインド手形法・小切手法
| タイトル | リーガルマインド手形法・小切手法 |
| 著者 | 弥永 真生 |
| 出版社 | 有斐閣 |
| 価格 | 2730円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
さすがリーガルマインド。しかし…
レビュー日:2008-09-03 評価:★★★★☆
他のリーガルマインドシリーズと同様,豊富な理由付け・図表,そして判例への配慮・自説・反説が,学習の大きな手助けとなることは間違いない。
章立てが細かく,クロスリファレンスも充実していることも,非常に優れた点である。
しかし,学習用書籍としては,大きな難点がある。
それは,百選登載判例・裁判例について,年月日が本文・脚注に記載されていないことだ。
そのため,判決文全文に当たってみたいときに,百選を参照しなければならないという一手間が加わってしまう。
他のリーガルマインドシリーズでは記載されているし,この手形小切手だけ記載しないという合理的な理由もないように思えるので,改訂時にはこの点を改善いただきたい。
薄くても強い!
レビュー日:2007-12-15 評価:★★★★★
このリーガルマインドシリーズの特徴でもあるケースの使い勝手はやはりよい。また、図・表もあり、理解の助けになる。文章は基本的に平易で読みやすいが、総則・会社法と同様注釈が多いので、細かい字のところはよみにくさを感じる。
でも、この本で個人的に気に入っているのがその細かいところで、民法や会社法などとの関連がかなり意識して書かれているところ(細かい字でないところでも書いてます)。民法との比較はやはり勉強になるので、この点はお薦め。
そして、索引を抜かせば300ページ程度しかなく、表やケース・図などを引けばもう少し減るであろう。あまり厚くないにもかかわらず、論点落ちもなく安心して読めるし、弥永の考えを知るのは損はない。なにを買おうか迷っているならお薦め。しかも、法律の本としては安めな設定といえる。
他の手形・小切手の本であれば田邊がいいかなと思う(私は図書館で読んだだけ)。または、中立的なものとしてはSシリーズでもこの分野であればさほど問題はないと思う。