パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
「キートン」の原型として非常に興味深い内容の理系スペシャリスト「ジュド・豪士」!
レビュー日:2008-06-17 評価:★★★★★
「キートン」の原型として興味深い作品。
「キートン」が文系のプロなら「ジュド・豪士」は理系のプロと書くと分かりやすいか。
画はキートンほど洗練されておらず「ぎこちない印象」は拭えないものの、基本的には「キートン」同様1話完結の「ストーリー」で読ませる作品。そこに「歴史」「紛争」「軍隊」というキートンよりは狭い枠内に的を搾った専門知識の味付けがなされていて十二分に楽しめる作品に仕上がっている。
好きなエピソードは「聖者現る」。マフィアの幹部だった男が組織の追っ手から逃れて田舎の村に牧師として住み付き、希望を失い「生きる屍」と化していた村人と村を勇気付け甦らせていく話。
読後の満足感が何とも言えない。
ヒューマニズムとサスペンスに溢れた傑作処女短編集
レビュー日:2007-07-22 評価:★★★★★
浦沢氏の記念すべき処女短編集。第一話の「インストラクター豪士」が「ビッグ・コミック」に掲載され、好評だったため、シリーズ物となったもの。元傭兵を主人公とするという着想外の設定の中、豪士を中心とするヒューマニズム、豪士の経験から来る戦闘シーンのサスペンスが絶妙なバランスを保っており、娯楽作品として最高のレベルを誇っている。
豪士は依頼人に対して厳しい。それは豪士自身が戦闘の中で何度も生死の境を潜って来て、命の尊さを身を持って知っているからである。依頼人の命を大切にしているからこそ、厳しく訓練するのである。そして、「オレは手を出さないぞ」と言う割には、必ず命を張って依頼人を助けるのである。戦闘のプロとしての冷徹な面と、生まれ持った人の良さ(ウサギのラビちゃんが良い例)とがバランス良く巧みに描かれ、読む者の目頭を熱くする。また、第一話から最終話「五人の軍隊」に至るまで、豪士を中心とする少人数の不利なメンバが強大な敵を打ち負かして行くという爽快感も味わえる。
浦沢氏はこの後も多くの佳作を発表しているが、私は本シリーズが一番好きである。本レビューを書く前、ちょっと見直しただけでも目頭が熱くなってしまった。浦沢氏が持つ漫画家としての資質を如何なく発揮した傑作処女短編集。
ラビちゃん投げちゃったァ!
レビュー日:2006-04-15 評価:★★★★★
「第一話/インストラクター豪士」には笑いました。特にあの末っ子が良いです…。「ラビちゃん投げちゃったァ!」は僕にとってどんな名文句にも勝ります。
原作・作画の妙とはこれか
レビュー日:2005-01-17 評価:★★★★★
浦沢直樹の作品では最も気に入っている作品。著者の「MASTERキートン」は少々長く、また「MONSTEAR」はややシリアス寄りである。その点ストーリーの長さ・内容共に非常にバランスが取れている。また戦闘インストラクターである主人公ジェド・豪士が関わる事件の数々において時に非情であっても失われる事のない力強さ。それは浦沢作品の主人公では最もプロを感じさせる。 そして作品が進み、ストーリーに熱がこもるにつれて上手くなってゆく作画を見れば、浦沢直樹が最も成長し、脂の乗った作品である事は疑いがない。この作品は工藤かずや・浦沢直樹の良い意味での共同作業である。
依頼人ごとのドラマが非常に良くできている
レビュー日:2003-05-12 評価:★★★★★
傭兵あがりで護身術のインストラクターである主人公のクールになりきれない行動も良いし、傭兵仲間同士の連帯感も小気味よい。でも何よりも魅力的なのは、主人公に護身術を依頼してくる人々だ。依頼人それぞれの依頼理由やその結末は日本的な情緒がありすぎると言えるかもしれないけれど、浦沢直樹の親しみのあるまじめな画風と相まって、非常に上質なドラマに仕上がっている作品だと思う。「ゴルゴ13」並みの政治背景や武器解説もあるのにそれが重くない、「裂けた旅券」のように主人公中心のコメディータッチな部分があるわけでもない。良いバランスの上に成り立つ作品だ。
パイナップルARMY (Operation 4) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 4) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
中だるみの印象
レビュー日:2007-08-05 評価:★★★★☆
シリーズ第四作。前作の充実振りに比べ、様々な題材を扱っている割には低調な印象を受ける作品。作者の苦労の程が忍ばれる。
「ベルリンの壁」、「マラドーナ」、「IRA」といったインパクトのある題材を扱いながら、ストーリー展開が平板に思える。題材の如何に係らず「いつものストーリー」になってしまっているのだ。こちらが本シリーズに慣れたせいもあるが。その中で前後編で描かれる「脱出」は、久々に圧倒的に戦力が落ちる豪士側が日用品を用いて強敵を倒す、本シリーズらしい爽快な物語。コーツとの因縁話も皮肉が効いている。「ザルネンの感謝祭」は題名の通り、豪士と仇の父娘の三人三様の祈りが重なる秀作。
本作は全体的に中だるみの感は免れないが、ちょうどシリーズの中盤に来た所。毎回、起伏に富んだ作品を期待するのは高望みだろう。シリーズの全体構想、豪士を中心とするキャラクターの魅力、工藤氏が着目する国際的問題の的確さは健在である。今後も素晴らしい作品が続くので、皆さん楽しみましょう。
やっぱり楽しい
レビュー日:2004-01-02 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
パイナップルARMY (Operation 5) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 5) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
バラエティに富む作品群で復調
レビュー日:2007-08-11 評価:★★★★★
シリーズ第五作。前作が様々な題材を取り上げた割には、やや低調だったのに比べ、本作は工藤氏の国際情勢を見る目の確かさと豪士の人情の厚さで読む者に爽快感と感動を与える傑作。
「誇り高き孤独」は依頼人の奇抜さと誘拐された"娘"の正体で笑わせながらも、依頼人の亡き夫への思慕の念が伝わってくる佳作。「ドクター・スタージェス」は人間の究極の善意というものを改めて考えさせてくれる感動作。「グリフォンの罠」は幼児誘拐を扱った作品だが、仇役の不良青年がイイ味を出している。タイトル作「戦場に咲く花」は豪士とジャネットの出逢いを描いた貴重な作品。仲間の珍の機転も楽しい。「ロンリー・ソルジャー」は御馴染みのハリデー元准将の退役記念日のお話。豪士を初めとする元部下達の気配りと生きる事の意味を問う姿勢とで読む者に感動を与える。
ジャネット、ハリデー元准将らのレギュラー陣を登場させながらも、内輪話に陥らず、普遍的なストーリーにしている点が評価できる。それ以外の作品もアイデアとバラエティに富んでおり、すっかり復調した感じを受けた。爽快感と感動が味わえる文句無しの傑作。
ジェド・豪士について
レビュー日:2006-04-22 評価:★★★★★
ジェド・豪士は、アメリカ海兵隊員でベトナム戦争での英雄であり、除隊後、傭兵として活躍、1979年のリビヤ侵攻作戦の失敗の後、戦闘インストラクターとなる。英国SASには所属してはいない。SASは、タイチ・ヒラガ・キィートンのことと思う
やっぱり楽しい
レビュー日:2005-01-30 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
やっぱり楽しい
レビュー日:2005-01-29 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
やっぱり楽しい
レビュー日:2005-01-27 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
作者と豪士に余裕
レビュー日:2007-07-28 評価:★★★★★
シリーズ第二作。一作目の「五人の軍隊」のような大仕掛けの物語こそないものの、一作々々丹念に描かれている。作者も豪士も余裕が出てきたようだ。豪士はすっかり"その筋"の有名人として定着している。若い女性の依頼に弱い豪士が微笑ましい。全体に小刻みなユーモアを散りばめているのも本作の特徴。ニカラグラなどの中南米問題を取り上げ始めたのも特徴で、アメリカが如何に自国の利益のために中南米諸国に介入したか、原作の工藤氏も良く国際情勢を押さえている。
依頼人に厳しい訓練を施した上、「オレは訓練だけで、後はオマエ達がやれ」と突き放しながら、結局は体を張って最後まで依頼人を守る豪士の姿は相変わらず泣かせる。男が惚れる男である。本作中ではレギュラーと言っても良いハリデー准将が出て来る「火曜日の老兵」が印象的。かつての恩ある上官の家庭問題、義理の息子の機密問題を絡ませて完成度の高い作品。ハリデー准将がイイ味を出している。タイトル作「白の追跡者」は異色作。豪士の活躍ぶりは相変わらずだが、戦争が兵隊に与える深遠な心の傷を犯人像の中に描いて秀逸。
元傭兵を主人公にするという思い切った設定の本シリーズだが、本作では凄腕の"インストラクター"豪士が強調されており、むしろ「白の追跡者」の犯人に戦争の傷を見る。豪士が依頼人の訓練を厳しくするのは戦争の傷の反映なのだが、豪士の胸の内は読者が納得していれば良いと言う意味か。作者も読者と豪士との関係を分かり合ったものとして描いているようだ。文句なく楽しめる快作。
「権力の横暴」に豪士が怒りの鉄槌!
レビュー日:2006-04-15 評価:★★★★★
「フォルショー通りの決闘」とてもテンポがよくって面白かった!
特にラストシーンの豪士は西部劇に出てくるガンマンのようで…いやー格好良い事。男にほれられる男ってあんな人なんでしょうね。一度でいいから、あんな事言ってみたいけど…(ムリだろうな)。
ドッグ・ウォッチ
レビュー日:2004-05-27 評価:★★★★★
爆弾処理犬アーサーの最後の悲しげな目がとても印象に残った。
パイナップルARMY (Operation 6) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 6) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
最大の敵の影
レビュー日:2007-08-10 評価:★★★★★
シリーズ第六作。シリーズも終盤に差し掛かり、豪士の最大の敵、日本人テロリストの影が見え始める充実感溢れる作品。
「見えざる敵」は竹薮での戦闘が焦点だが、本作で上述の日本人テロリストの影が見え始める。「シエラ・ネバダの特訓」は革命兵達に厳しい訓練を施す豪士とそのリーダとの心の触れあいを描いて秀抜。「キッドナップ・ラプソディー」は前後編を用いて、幼児誘拐を軸に、元フットボーラの魂の復活を描いた佳作。「ラインの蘇生」はライン川の汚染を防止しようとする市民団体のリーダの妻と、企業に雇われた夫との対立を、豪士直伝の"山嵐"を用いて吹き飛ばした妻とその後の夫婦の"蘇生"を描いて泣かせる。「湖上の男」は珍しく戦闘シーンがなく、代わりに湖での"幻の大魚"を対象にした釣りの話を通して、人生にとって何が大切かを訴えたもの。「死神の死」は傭兵の業を語った物悲しい作品。そして、最後の「ジェフリーの災難」で、あの日本人テロリストが顔を出すという趣向。
作品がバラエティに富んでおり、どの作品を読んでも充実感と爽快感が味わえる。感動が溢れていると共に、次作以降の日本人テロリストとの本格的な対決を期待させる快作。
アクション&インテリジェンス
レビュー日:2007-04-03 評価:★★★★★
テイスト的には『マスターキートン』と『エリア88』等の新谷かおる作品の中間、と言ったところ。犯罪者・テロリスト・裏組織たちと繰り広げる闘いは、恐らく正確な知識と調査に裏づけされたものだろう、リアルな感触を持って描写されていて、そこが安易な『戦場モノ』とは一線を隔している。この巻ではとくに戦いの凄惨な経験によって人間性を砕かれ犯罪者に成り果てた男のハナシが秀逸だった。ただラストシーンは多少スッキリしない締めくくりだった。まあ、そこを含めても☆5の価値は疑いようもなくある。
戦場に何を見る
レビュー日:2007-01-04 評価:★★★★★
銃撃や爆発の場面が多く暴力的なのは表面だけ。戦う理由、テロリストたちの信念など単純に観るだけでは終わらない作品。
マスターキートンと並ぶ逸品です。惜しむらくは豪士の過去や最大の敵であるテロリストの具体的な描写がないこと。提示しておきながらどこかスッキリせず終わってしまったのが残念でした。
やっぱり楽しい
レビュー日:2005-01-23 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
パイナップルARMY (Operation 3) (小学館文庫)
| タイトル | パイナップルARMY (Operation 3) (小学館文庫) |
| 著者 | 工藤 かずや,浦沢 直樹 |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
バラエティに富んで増々充実
レビュー日:2007-08-05 評価:★★★★★
シリーズ第三作。元傭兵と言う豪士のキャラクターもすっかり定着し、本作はバラエティに富んだ魅力ある作品に仕上がっている。
「フォルショー通りの決闘」はパリの娼婦達とDSTの闘いを描いて爽快。闘いの合い間に、普段はライバル同士の娼婦グループの連帯を挟んであるのも巧妙。それにしても、豪士はこうした女性達に良くモテる。「1979年の栄光」は豪士が傭兵を辞めた理由が明らかにされる貴重な作品。傭兵という存在の儚さも上手く描かれている。「シャルロットの贈り物」は軽めの作品。お嬢様にもモテる豪士が羨ましい。「ドッグ・ウォッチ」は本作中でと言うより、シリーズを代表する作品。豪士の"戦友"、爆発物検出犬アーサーの高潔な姿には涙を誘われる。「フリードリッヒの狼」は仕掛けの奇抜さで闘いの面白さを感じさせる、本作では珍しい作品。「カシードラルの遺産」は大人になってからも続く幼馴染の争いを描いて楽しい。
こうして見てもラインアップがバラエティに富んでいる事に感心する。深刻な戦闘ものから、笑いを誘う軽いストーリーまで自在に描き分ける作者の手腕は卓越している。文句なく楽しめる快作。
ゴルゴ13と比べて
レビュー日:2007-02-13 評価:★★★☆☆
このマンガはゴルゴ13の元傭兵バージョンと思った。基本的に短編集。MONSTERを読んで浦沢ワールドに感銘を受け、昔パラパラとしか読んでなかった本作品をマジメに読み返した俺の感想としてはこんなもん。主人公がインパクト弱い。バトルフィールドに生きる男のヤバさみたいなものがあまり伝わって来ない。なんか普通の体育会系のいいお兄ちゃんみたいなキャラだし。それならゴルゴ13の寂獏とした世界観の方が俺的にはいいな。テロリズムを扱った作品という意味で着眼点は面白いんだけども、アメリカ政府を軍人たちがクーデターしようとしたりする話とかは正直リアリティーが感じられなかったな。
やっぱり楽しい
レビュー日:2005-01-15 評価:★★★★★
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。
パイナップルARMY 8 (8) (ビッグコミックス)
| タイトル | パイナップルARMY 8 (8) (ビッグコミックス) |
| 著者 | 工藤 かずや |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 509円 |
緊迫の最終決戦
レビュー日:2007-08-11 評価:★★★★★
シリーズ最終作。本作で遂に正体を現す豪士の最大の敵の日本人テロリスト小東夷。本作は豪士の仲間達と小東夷を中心とする「黒の手紙結社」との一大決戦を描いたスリル満点の出来。
一作目の「聖者現わる」を除くと、全て上記の決戦に費やされる。徐々に全貌を現す「黒の手紙結社」の邪悪な意図。一方、キースの回想談から始まり、ジャネット、ジェフリー、珍、ハリデー元准将、フォルショー街の娼婦達と次々と集まるレギュラー陣。豪士の宿敵のコーツさえ豪士陣営に付くのだ。だが、豪士の仲間達は次々と傷つき、倒れて行く。そして、最後の決戦はヨーヨッパ壊滅の威力を持つ小型原子爆弾を巡る豪士と小東夷の直接対決...。
最後の対決の前に、ジャネットにプロポーズのための約束を取り付ける豪士が印象的である。そして、最後に待っている洒脱な趣向。ジェット・コースターのように流れる展開の中でスリルを満喫できる傑作。
パイナップルARMY 8
レビュー日:2004-02-15 評価:★☆☆☆☆
今や大御所の「浦沢直樹」氏の昔の作品が好きです。この「パイナップルARMY」「MASTERキートン」がお気に入りです。氏の戦争に対する気持ちが、個性的でタイプの異なる主人公を通して伝わります。また、それがエンターテイメントとしてすぐれています。近年の「MONSTER」はちょっとヘビィですが、そこにつながってるとも思います。「YAWARA」や「HAPPY」とは違う浦沢直樹もいいですよ。