おろち 1 (1) (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
| タイトル | おろち 1 (1) (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4) |
| 著者 | 楳図 かずお |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 1200円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
楳図氏の代表作が鮮やかに甦ったファン垂涎の書
レビュー日:2008-08-30 評価:★★★★★
「おろち」復刻シリーズの第一作。収録作は、「姉妹」、「骨」。私は小学生の時「少年サンデー」で読んだのだが、懐かしさが込み上げると共に、作品の骨格が良く出来ているのに改めて感心した。心理小説としても通用する程である。
「姉妹」は18才になると女性が醜くなると言う血統の龍神家の姉妹の葛藤と、その顛末を描いたもの。18才に近づくに連れ、姉の表情が次第に恐怖に取り付かれて行く描写が木目細かく描かれいて素晴らしい。次作にも共通するが、陰影の使い方が巧みで、雰囲気の盛り上げに貢献している。また、フキダシ以外の画中の字でも怖さを表現する芸の細かさ。そして、上述の通り、宿業と言える姉妹の心理的関係が二転三転する様は優れた心理小説を読んでいるかのよう。「骨」では不幸な生い立ちを持つヒロインが幸せな結婚をするが、夫が交通事故に遭い、必死の看病で夫は回復する。ところが、夫はガケから転落死。ここからの展開は捻りがあり、今読んでも唸らされる。後半、恐怖感が漸次的に盛り上がって行く構成は本当に巧みである。本作も前作と同様、人間の業が恐怖を生み出していると言える。
冒頭のカラー・ページは得をしたような気がした(絵画中の人物は楳図氏自身だろう)。今度映画化されるようだが、それがうなづける程、各コマが読者の視覚を意識している点も見逃せない。マンガだから当たり前だろう、と言うのは誤りで、自分本位の漫画家も多いのである。楳図氏の代表作が鮮やかに甦ったファン垂涎の書。
楳図初心者
レビュー日:2008-02-04 評価:★★★★★
最近楳図先生の作品を読み始めた楳図初心者ですが、この作品『おろち』も面白いですね〜。「姉妹」のラスト1ページは鳥肌が立ちました。
内容はもちろんの事表紙もオシャレで値段以上の価値はあると思いました。
楳図作品はまだ『おろち』『漂流教室』『洗礼』しか読んだ事がないのですがどれも素晴らしい作品でした。
これからパーフェクションシリーズで他の作品も揃えたいと思います。
まだ読んだ事がない方には是非とも読んでもらいたい作品です☆
最も美しいストーリーテラー
レビュー日:2007-11-25 評価:★★★★★
「おろち」という名のファッショナブルな美少女。
人間なのか魔物なのか、どこから来たのか、何が目的なのか・・・誰も知らない。
いや、恐らく誰も彼女の存在に気づかない。
彼女は不思議な力を持っているが、それが魔法なのか超能力なのかわからない。
・・・彼女はいつも一人の人間の人生を傍観し続けている。
不幸に陥れるわけでもなく、幸せに導くでもなく、時々彼女の持つ不思議な力でほんの
少しサポートするだけ。
彼女の視線の先にある人間を取り巻く背景にはさまざまな"負"が渦巻いている。
美醜
エゴイズム
劣等感
裏切り
復讐
渦巻く"負"を見つめるそのさまはまるでストーリーテラーのよう。
美しいストーリーテラー「おろち」を介して最も恐ろしいのは人間だという事を
強調している作品だと言える。
全巻必読
レビュー日:2007-08-21 評価:★★★★★
リアルタイム世代です。
ホラーというよりサイコサスペンス。サイコサスペンスというより人間観察。少年漫画でどうしてここまで人間を書けるのだろう。こういう作品を子供の頃から読めた俺たちは仕合せだった。楳図先生ありがとう。
クールな癖に、人間という奴が気になって仕方がないおろちの距離感がもうたまらない。以前の文庫版も揃えたけれど、これもまた揃えてしまう。それにまた、「大蛇」という絶妙なネーミング、姿もああ薄幸の美人歌手・藤圭子そっくりだ。久しぶりにあのねちっこい怨歌を聞きたくなってきた。
映画化かあ、なんと微妙な…
釈由美子の「スカイハイ」が実写版おろちだと思うので…
カバーをとって
レビュー日:2006-12-13 評価:★★★★★
おろちは装丁ちがいでチグハグに所持しているが
このシリーズは判型が大きいけど軽いし、カバーを取ったあとの表紙が特にすごくカッコイイ。
巻をおうごとに良くなる。4巻の表紙はポップアートのようだ。
恐怖 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)
| タイトル | 恐怖 1 (1) (ビッグコミックススペシャル) |
| 著者 | 楳図 かずお |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 1200円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
恐怖もいいとこです
レビュー日:2007-03-28 評価:★★★★★
もの凄くびっくりしたこと。
ページ真ん中ら辺まで読んでた時に、ふと右手親指上ほどに小さい人の顔が浮かびます。
本を両手で持たないとこの現象はおこりません。
びびって床に落としてしまった〜。
高校の新聞部のエミ子と夏彦の周りで起こる怪奇な事件のオムニバス。
絵が美しいから、突然恐ろしい化け物が紙面いっぱいに出ると目がバッテンになります。
間違いなく今夜の夢にも出てきます。
静けさの中の狂気
レビュー日:2006-12-12 評価:★★★★★
一見美人なのにどこかゆがんだ顔、一見なにもないのに、よく見ると...。
静けさの中の狂気と恐怖をここまで装丁で表現している本はなかなか無いと思う。
初期の楳図せんせいは、実に絵がうまかった?
レビュー日:2006-07-06 評価:★★★★☆
後期の作品に比べると、1960年代の恐怖マンガでは、
楳図せんせいは、絵や構図が丁寧で、一見、うまい、という
気がしました。でも、逆に言えば、後期(『神の左手悪魔の右手』
や『14歳』など)作品では、映画のような大スクリーンを
思わせるような、コマ割りと、ダイナミックな構成に移行して
いっているのがよくわかります。
全2巻の本書は、「楳図恐怖マンガってこういうのだったよな」
という典型的な作品で、今でも、その個性的な構図、テーマ
を楽しむことができます。特に、少女マンガの雰囲気をたっぷりと
醸しだした世界は、今では数少なくなった名作です。
恐怖のパイオニアを再確認できる珠玉の作品集
レビュー日:2006-05-19 評価:★★★★★
『UMEZZ PERFECTION!シリーズ』第5弾は、高校生記者エミ子と夏彦が遭遇する、さまざまな角度からの恐怖を描いた短編作品集。
全21話を2巻に分けて刊行。
1966年から70年にかけて「月刊平凡」にて連載された「高校生記者シリーズ」を『恐怖』と題して1971年に初単行本化。
雑誌掲載時にはページ数の都合からコマ割りや物語に詰め込み感があったが、ほとんどの話を単行本化の際に加筆・改稿。
ページ制約がなくなった分、物語が丁寧に語られていて、読者がより物語の中に自然に入っていけるように描き直されている。
雑誌に掲載されたものを【圧縮版】と言うなら、単行本は【解凍版】という感じでしょうか?
今回も先に発売されたPERFECTION!シリーズ『おろち』と同じく連載順に収録が並び直されているので、
初期のかわいらし絵柄のエミ子と夏彦から、だんだんとシリアスな絵柄に変っていく2人にも注目して下さい(笑)
今回、先に出ていた秋田書店発行の諸単行本(既にどれも絶版)には収録されておらず、
氏の単行本未収録作品集『妄想の花園』でしか読むことができなかったこのシリーズの第2話目にあたる「悪魔の24時間」が収録されており、
このUMEZZ PERFECTION!で初めて【高校生記者シリーズ・全話収録版】となっている点が嬉しい。
その代わりに、秋田版の単行本に収録されていた「灰色の待合室(高校生記者シリーズではない)」は割愛されているが、
これはまた別なUMEZZ PERFECTION!に収録されることを願おう。
さまざまな角度からの恐怖作品集。
巷にあふれている怖い映画やら漫画のテーマに、既に氏のこの作品集の中にその片鱗を見つけることができると思うと、
やっぱり楳図先生は恐怖のパイオニアなんだな!と再確認ができる珠玉の作品集です。
漂流教室 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)
| タイトル | 漂流教室 1 (1) (ビッグコミックススペシャル) |
| 著者 | 楳図 かずお |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 1800円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
記念碑的名作!
レビュー日:2008-11-08 評価:★★★★★
怪奇漫画で有名な楳図かずおが手掛けた異色SF巨編。
破滅寸前という状態の未来世界へタイムスリップした大和小学校。
学校内では、教師たちの錯乱・発狂、グロテスクな未来生物の襲来、飢餓、伝染病の発生、子供たちの仲間割れ、そして殺戮と様々な出来事が子供たちを苦しめる。
そんな中、主人公の高松翔を中心に必死に生き抜く子供たちは、現代へ戻る手がかりを見つけ、帰還するために力の限りを尽くすのだが・・・・。
米ソ間の緊張、そして環境破壊が深刻化している時代に書かれたものらしく、ここで描かれている未来世界は誰もが想像する華やかなものではない。
土地は砂漠化し、食料となる作物は成らず、おまけに水もない。
人類のほとんどは滅び、劣悪な環境に順応した未来生物がはびこる異常な世界。
本作は、この劣悪な環境下で必死に生き延びようとする子供たちの姿を通じて、親子の愛とは何か、友情とは何か、そして、なぜ地球と人類は滅亡の道をたどったのかなど様々な事を読者に想起させる。
これほどの重厚感のある作品は近年では望めるものではなく、その様な意味でもまさに本作は記念碑的な名作ということが出来よう。
間違いなく楳図かずおの最高傑作である。未読の方は、是非手にとって読んでほしい。
一気読みの価値はある
レビュー日:2008-01-08 評価:★★★★★
私は特に楳図先生のファンでもコレクターでもないせいか、装丁はそれほど特別だとは感じません。この程度の厚みであれば、普段から文庫や新書でなく単行本をよく読む人ならそれほど扱いにくくもないと思います。従来の文庫版をちまちま集めるよりも、新装版3冊で一気読みしたいという方にもお勧めできます。この値段を払っても、読んでおく価値はあります。
母と子の絆!
レビュー日:2007-12-09 評価:★★★★★
●新しい編集でよみがえった名作。この作品は子供の頃、リアルタイムで読んでトラウマになりました。今あらためて読んでもマジ怖い!!
●でも、ただの恐怖漫画ではないことは、皆さんもよくご存知だと思います。そうです、この作品は「母と子の絆」がもうひとつのテーマなんです(涙)。
●子を持つ親となって、この作品を読み返すと、翔くんのお母さんの気持ちが痛いほど分かります。若い方はもちろん、子を持つ親の世代の方々もぜひ、本書をおすすめします。
これがあの漂流教室か
レビュー日:2007-11-19 評価:★★★★☆
実は初めて漂流教室を読んだのですが、
最近の作画の綺麗な漫画に比べると、
台詞の言い回しとか、表情などに不自然なものを感じてしまいます。
と言っても楳図かずおは、もともとこういう作風の漫画家なんだと思いますが。
だからといってこの作品がツマラナイかといえば、まったくそんな事はありませんでした。
むしろ第1巻はあっという間に読み終わってしまい、早くも第2巻が待ち遠しい状態です。
初見でオチを知らない私は純粋に先が楽しみです。
良い漫画というのは読むのが苦痛じゃない。
どんなに長くても一気に読めてしまうのが良い漫画のひとつの目安だと思っています。
その点で、本作品は良い作品だと思います。
紙の質が途中で変わったり、装丁がおかしいように見えるのが全て演出だというのは、
ちょっと分かりづらかったですが。
最後に難を言えば極限状態における狂気がワンパターン(基本的に凶暴化)な
印象を感じました。
ただしあまり色々盛り込みすぎてもプロットが散漫になるだけで
良いことではないかもしれません。
あくまでも第1巻を読んだ時点での素人の感想です。
保存版として、秀逸。
レビュー日:2007-11-17 評価:★★★★★
文庫本でしか読んだ経験がないので、先ず迫力のあるサイズで漫画が読めることに感動。
緻密な楳図かずおさんの画力が目につきささります。
また、装丁が凝っています。今までのパーフェクションにない装丁の凝り具合です。
1.小口の絵は3巻あつめると1つの絵になる
2.現実と未来でページの色が違う
3.小見出し・タイトルのデザインが細部まで秀逸
漫画を読んでいるのに、漫画を読んでいる気がしませんでした。装丁の違いでこんなに入り込むのかと感心してしまいました。
もちろん既読で、作品自体が好きなので、かなりの偏りがあるかもしれません。。
難点は、小口が真っ赤のため、読んでいると、ほんの少し手が赤くなります。あと、分厚さで少し読みづらいです。
保存版としての購入がお勧めです。
漂流教室 (1) (小学館文庫)
| タイトル | 漂流教室 (1) (小学館文庫) |
| 著者 | 楳図 かずお |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
ロスジェネは必読
レビュー日:2008-08-03 評価:★★★★★
まず印象としては優れて現代的であるということ。今の日本の状況と似通った点が多く見られる。少年誌的な絶対悪というものがまるでなく味方も何時敵に回ってもおかしくなく実際敵に回っている。何と闘っているのか分らない闘いが続き発狂水準が上がっていき、子供がその様な闘いに巻き込まれて犠牲となるところが現代の若者事情と似通っている。私はリアルタイムで見た人よりも今見た人の方がこの作品のメッセージが伝わるんじゃないかと思う。
楳図氏の見方が変わった
レビュー日:2007-12-06 評価:★★★★★
この作品に出会うまで楳図氏のことを変わった人だと思っていたが、180度見方が変わった。今の少年漫画でこれほどの極限状態を描ける漫画家はいない。誰もが一気に読みたくなる漫画だと思う。これから先も色あせずに残っていくことだろう。大人が読んでも楽しめるだろうが、主人公と同じ年頃の子供にも是非読んでもらいたい作品である。
出来ればサンデーコミックス版を買うことを勧めます。一部台詞が変更されてしまい表現が甘くなって違和感があります。似ている言葉でも微妙なニュアンスの違いで印象が全く異なります。名作であるからこそ、言葉を大事にして貰いたいと思います。
楳図かずお氏の代表作。
レビュー日:2007-11-01 評価:★★★★★
今から9年前の小学館文庫になってから全6巻、一気読みした。一巻目から読み始めると最後まで読みたくなっててしまう漫画。まるでスナック菓子(=食べ始めたら止まらない。)のようだった。
一巻目から度肝を抜く展開。主人公の少年・高松翔の通う小学校が、校舎ごと荒廃した未来世界に飛ばされる。過去ではなく未来。それも超高層ビルが立ち並び、空飛ぶ車が走るような夢のような輝かしい未来ではない。(楳図かずおは、近未来の地球を案じている気さえして寒気がするほどだ。)
大地は荒れ果て、食料も水も何も無い。それどころか未知の人間、異様な生物との戦い。飢餓、流行病など、これでもかと無理難題が襲ってくる。子供達は、それにどう立ち向かっていくのか、生き残るための戦争が始まる。生きるために殺しあうのか、助け合うのか、憎みあうのか、協力しあうのか、いろんなことが、この漫画から感じる事が出来る。
初期の段階で教師達は狂って皆死んでしまう。「大人達」より「子供達」(小学校6年生)を、主眼(あるいは主観として)物語を作り出していったのは、それこそ今の子供達に読んで欲しい、「生きろ!」という楳図かずおのメッセージかもしれない。
単にハッピーエンド(=子供達が未来から現代に戻り両親と再会する事。)にせず希望を持たせた(最終巻の)終わり方もいい。
当時よく少年誌で連載できたと思う。今、少年、少女誌で連載するのは、どぎつ過ぎて無理だろう。1987年劇場公開し、フジテレビ系列でTVドラマとして放送したのだが原作に忠実ではないために、失敗作だったと思う。もし、この作品を原作に忠実に再現したら、ジャンルがスプラッタームービーで「15歳以下入場できません。」になりかねない。
何も起きない平和な日本、衣食住に満ち足りた何不自由ない日本。ストリートチルドレンさえ街にいるわけでもない。「生きるか、死ぬか。」という極限状態におかれた時、人間は、どういう行動にでるのだろうか。この作品の子供達を自分に置き換えてみて、自分だけ助かろうとするのか、人を殺してまで、生きようとするのか。
この漫画を読んで、ふと頭をよぎった。
後半が・・・
レビュー日:2007-09-01 評価:★☆☆☆☆
3巻あたりまでは環境問題への警鐘や謎の解明など読み応えが多く、ワクワクしながら読んでいたので、後半の強引な展開にはガッカリしました。
又、グロイ表現と食人行為の描写に気分が悪くなりました。
リアルな描写にも限度があると思います。
まさに風呂敷を広げすぎて収集出来なくなるパターンの王道だと感じます。
圧倒的な恐怖
レビュー日:2007-06-20 評価:★★★★★
学校ごと未知の場所に飛ばされてしまい、子供達だけで必死に生き抜いてゆく壮絶な物語。
この面白さは読まなければわからない。
出来るだけ予備知識なしに読むことをオススメします。
一度読み出したら止まりません。
神の左手悪魔の右手 (1) (小学館文庫)
| タイトル | 神の左手悪魔の右手 (1) (小学館文庫) |
| 著者 | 楳図 かずお |
| 出版社 | 小学館 |
| 価格 | 610円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
楳図作品でも大分イっちゃってる・・・
レビュー日:2008-08-24 評価:★★★★★
コワいですよ〜・・・
スプラッタ、ゾンビ映画に免疫になっていても、残虐シーンの発想自体が突飛なところがあるので、手に汗握ることでしょう・・・。
もう初めから飛ばしています。
子供も危ないことになっています。正直、発禁処分にならないのが不思議なんですが、楳図氏のネームブランドが利いてるのでしょうか・・・。
大変におぞましい場面が多いのですが、絵はキレイですね。
個人的には、何気ない背景のきめ細かさにちょっと感動しました。
楳図イマジネーションの洪水
レビュー日:2007-05-06 評価:★★★★★
神の左手シリーズの中で唯一読み逃していた1篇ですが、やっと読みました。
読んでみると次から次へと壮絶かつ予測不能なシーンの連続で圧倒されたかと思えば、中盤でそれらのシーン全てが繋がっていくという展開で、読んでいる最中本当にどうしてこんなストーリーが思いつくのかと何度も驚愕させられました。
ただ、純粋に怖いかと言えば他でも書きましたが、そうとは言えません。生理的嫌悪感をビシビシ刺激するばかりでホラーの本質である「得体の知れない物への不安・恐怖」を感じるシーンは少ないです。
それから、「神の左手」が活躍するのは本作だけに思えるのですが・・・
ウエ…
レビュー日:2006-08-06 評価:★★☆☆☆
初期のころの赤ん坊少女と黒い猫面を母にすすめられよんで楳図漫画がすきになったんですがこれはだめ。初期作品のように怖くないわりに気持ち悪いし、絵も昔のほうがずっとすきでした。とにかく気持ち悪くてグロテスクなので苦手なかたはやめたほうがいいです。
楳図かずおしか描けない、世界で唯一のお化け屋敷
レビュー日:2006-06-22 評価:★★★★★
『錆びたハサミ』の衝撃のオープニング。
さらに、『影亡者』にいたっては、エイリアンと悪夢とハリウッド
ホラーと「うしろの百太郎」と、とにかく、怖いのと
不気味なのを、ぜーんぶ足したくらいの、楳図先生という、
超個性の集大成です。
山の辺泉、想姉弟が体験する、恐怖とスプラッターの
局地。もう、漫画ではないですね。
ハリウッドの恐怖映画をも超えた、イマジネーションと
想像力、独特の個性の局地なんです。
特に、独特のコマ割と、残虐アップの連続は、ためられません。
マンガの格好をした、いわば、「これでもか」のお化け屋敷
ツアー体験です。
ユリイカに騙されて読んでみたが…。
レビュー日:2006-01-25 評価:★☆☆☆☆
作者のストリーテラーとしての才能の無さが解かっただけの浅はかな作品。ストーリーが薄っぺらな分、グロテスクに依存しているだけですね。「ユリイカ」でさんざん褒め称えていたが、とんだゾッキ本。彼には、黒ミサ、交霊術、陰陽道、往生要集などの、知識がほとんど無いらしく、ただ「ワー」「ギャー」しか、読み取れませんでした。
魔王ダンテの永井豪の足元にも及ばないな。悪いが。
「エコエコアザクラ」の古賀新一にも、及ばない。
「ユリイカ」とんだ食わせ物だ。と言う事です。